生活保護からの脱却




 憲法第25条の生存権の具体化として生活保護の制度が定められています。
 その生活保護法に基づき、それぞれの世帯の状況により、最低生活費が定められています。
 わたしの場合は、障害年金と特別障害者手当があるので、最低生活費との差額分が、保護費として支払われるということです。
 しかしながら、自宅の一部を賃貸することとする条件が付いたため、期せずして金持ち大家さんへの道を踏み出すこととなったのです。
 2007年から2008年に入居した人は、あとでわかったのですが、境界性人格障害でした。
 散々振り回され、暴力を受け、退去を要求したら立退料を要求してくるという人でしたが、最後は入院しつつも応戦し、やっと立ち退いてもらいました。
 その後も自宅シェアは続けており、今も2室、安定して入ってもらっております。
 また、保護という屈辱の中、日常生活でドケチに徹するようになりました。
 そうして、わずかずつですが、本来望ましくないとはいえ、貯金をしました。
 いくつかの書籍から、激安不動産物件を賃貸して収益を得る方法を学び、それを実行していきました。
 そうして、いつのまにか古い一戸建て住宅が4件となり、最低限の修繕をして、賃貸に回すことができるようになりました。もう行政書士業務のような労役提供による収入が望み薄となったため、設備を所有してそれを運用して収益を得るという方法に転換したのです。自宅シェアは、その助けになりました。
 さらに、ブックオフなどで105円の本を仕入れ、それをヤフオクなどで売る、せどりも始め、その収益は少ないものの、日銭として重宝することとなりました。
 そうやって生活保護を脱却していくこととなりました。
 さらに、合同会社を設立しました。それは、直接的には、わたし名義で取得した不動産の相続対策ですが、同時に、長年携わってきた廃棄物業者がワンストップで相談できる、合同事務所を作ろうと思ったからです。
 今、京都市中心部で再び、合同事務所にできるテナントを探している。そんな状況です。


 発病から20年を過ぎて、難病もかなり進みました。いつまで命があるかわかりません。身体はかなり弱っています。このサイトも、疲労や痛みとの戦いの中で作成しました。とにかく生きている限り、自分にできる努力はしていきたいと思います。
 このサイトがいろんな廃棄物処理業者のお客様や、士業の先生方や資格取得を目指す方の助けになることを願っております。
 ご要望やご意見などがあれば、メールでお知らせください。

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湯浅 誠
岩波書店 刊
発売日 2008-04




自己責任なんて 2009-09-26
確かに学生時代に恵まれた環境にいるにもかかわらず、ろくに努力もせず遊びほうけて自業自得て苦しい環境にいる人も多いでしょう。しかしもちろんはじめから異常に不利な状況からスタートさせられ、苦しい環境に身を置かざるをえない人々も何だかんだで多い。新自由主義者は負けた人がまた勝ち上がれる社会をと言うが、そんなことはよほどのことがない限り無理だ。構造的に下にどどまるようにさせられてるのだから。ボンボン議員が偉そうに自己責任とか言っているのを見ると、頭にきてしょうがない。


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湯浅 誠
同文舘出版 刊
発売日 2005-08




即効性の高いマニュアル書? 2009-05-15
すぐに申請したい人には、わかりやすくてよいと思う。
ただし、印象として、窓口との対決姿勢が強すぎるかも。
すでに受給してるひと、総合的に制度を理解したい人には、ケーススタディの説明があまりないので、厳しいと思われる。


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岩田 正美
筑摩書房 刊
発売日 2007-05




格差の中の格差 2009-01-28
資本主義経済の必然の結果といえる貧困問題に現代社会の潮流が流れ込み、新たなる貧困を生み出している現状が本書では述べられています。
この現代の貧困が“格差の中にさらに格差を生む”悪循環を表しています。
貧しさが単に経済的困窮である時代は終焉を迎え、より精神的貧困・環境的貧困・社会的貧困が複雑に絡み合っていくのではないでしょうか?
できればこの現代の貧困に対する福祉的アプローチの必要性をより深く述べてほしかったです。


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山内 一永
日本実業出版社 刊
発売日 2007-07-20




ちょっと辛口かもしれませんが 2009-07-25
職業として福祉に携わる人向けの本なのか,受給者とその家族を対象とした本なのか,コンセプトが中途半端だったところが弱点だと思います。「早わかりガイド」という発想で企画するとそもそもこうなってしまうのかな,とも思うんですが。ただ,類書よりも「自立支援法の基本的な発想がどこにあるのか」という問題について分かりやすかったのは確かで,この本の長所です。人から「自立支援法に関する本を一冊紹介してくれ」と言われたら勧める一冊であることには違いありません。


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明石書店 刊
発売日 1997-10-15





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税を直す税を直す
立岩真也 /村上慎司 /橋口昌治
青土社 刊
発売日 2009-08-24




政権交代後の税制論議の行方 2009-09-14
 ここ1年ほどの間の税制議論では、間接税の議論ばかりがなされている。
 消費税を社会保障目的税にすることによる、税率の引き上げの可否の議論、ガソリン税などの化石燃料への間接課税の暫定税率の引き下げ、あるいは充当目的の変更の議論。

 しかし本書では、間接税の議論もさることながら、直接税の税制について、
 ・所得税の累進強化(というよりも、過去への復帰)
 ・法人課税の継続(そして、所得課税との斉一化)
を主張している。
 また、大事なことは、これらの税制「改悪」を進めてきた論拠の虚妄性、つまり、実は根拠がはっきりしないことを、淡々と論じている点だ。
 今回の選挙(2009年8月末)の結果、過去の税制論議の虚妄性の呪縛から解き放たれ、これまでの所得税のフラット化、法人税課税率の軽減による直接税の「崩壊」による財政破綻をどうするか、また、既存の政党政治下において常に先送りされてきた資産課税強化、贈与相続税という資産の世代間移転における税負担の問題について真剣に考えることができるようになるだろう。
 いわば「多くある人は、少なくある人よりも、より多く負担する」という当たり前の税制議論がなされることが、少なくともこれまでよりも期待され、本書はその先駆けとなるのではないだろうか。

 ただし、本書の第2部は、正直斜め読み以上には食指が伸びない。この70ページほどを削り、本文の註を削除して、新書形態で発刊すべき本であはなかったのだろうか。正直、ハードカバー2200円は高いと思う(一方で、新書として発刊すると、新書ラッシュの中に埋没してしまうような気もするが)。

 勿論だからと言って、一種の政治的宣言として、非常に意義深い問題提がなされている本書第1部の価値が下がるという訳ではないのだが・・・。


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私的所有論私的所有論
立岩 真也
勁草書房 刊
発売日 1997-09




答えを出す 2006-10-11
自分で考える、というのは、
人の言葉を無視することでも、表面を撫でて中傷することでもない。
自らと対立する言葉を厭わず、飛び込み、洗いざらい咀嚼する。
そして、核心的なものの見方の構成をつかむ。
その上で、自分の感じている違和感と、その言葉の考え方が、
どこでどうずれているのかを考え抜いていく。

その考え抜いた先にも、数多の疑問があり、数多の反駁がある。
その一つ一つを取り上げ、その疑問の生じる背景の
ものの見方をつかみ、検討し、答えを出す。

答え切れていないところもある。
答えを出すために、あえて塞いだ穴もある。
答えを出すことを棚上げたこともある。

しかし、この作品は、自分の立ち位置で、
自分の言葉で答えること、答えを出すことを、
自分に忠実な範囲で、できる限り誠実に行っている。

いかなる立場に立つにせよ、
少しでも真摯にものごとを考えようとすれば、
この書を読まずして、何も語り得ない。

そして、この書を読んだ後は、
なにごとも容易には語りえなくなる。
できれば逃れたくなるほどに。


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生存権―いまを生きるあなたに生存権―いまを生きるあなたに
立岩 真也 /岡本 厚 /尾藤 廣喜
同成社 刊
発売日 2009-03





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母よ!殺すな母よ!殺すな
横塚 晃一 /立岩 真也
生活書院 刊
発売日 2007-09




五体不満足 2009-04-14
 本書において筆者が訴えることのひとつ、それは例えば「障害者」――現代的には
この表記法はまずいのかもしれないが、ここではあくまで筆者に従う――である前に
ひとりの「人間」として「人間」であるがゆえにその尊厳を見出されねばならない、
ということ。
 しかし同時に、人にはそれぞれの立ち位置においてしか見えない風景、
理解し難い風景が横たわる。
 確かに、本書における氏の言説にはいくつかイラっとさせられるところも
あったし、こうも高飛車で喧嘩腰に出られては反発を誘うばかりで
対話どころではないではないか、とも思う。
 ではあるが、あえてこれほどまでにエキセントリックな口調を用いるからこそ
伝わる部分、あるいはある種の戦術として、そうでもしなければ伝わらない部分と
いうものがあるのもまた事実には違いない。
 そしてそれゆえにこそ、「健全者」の側に見えている当たり前の風景の虚を
突かれる。

「殺す側」は決まってこう言う。
 障害を抱えたまま生きていくくらいなら、いっそ殺された方が幸せだ、と。
 あるいはそうなのかもしれない。
 しかし、彼ら「殺される側」にそうした生きづらさを強いているのは誰か。
 誰が彼らの生を黙殺するのか。
 その理由は一概に「障害」へと帰されるべきなのか。

 古色蒼然たるいかにも左翼的な主張の傍ら、なぜそう思うのか、それを
どうやって実現するのか、という緻密な論理立ての前に、まず自分はこう思う、
こう感じる、こうしたい、という「殺される側」の感情を生々しく閉じ込めた一冊。


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弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術
立岩 真也
青土社 刊
発売日 2000-10




左派社会学者 2005-11-06
 独特な語り口で知られる著者だが、この自己決定権という問題にかんしては、徹底してラディカルな立場に立って議論を進めている。つまり、自己決定を妨げているのは社会の圧力であり、パターナリズムであり、弱者の自己決定権は最大限守られなくてはならない、とする立場である。このような立場の論者も必要だろう。たしかに、著者が専門とするALS(筋萎縮性側索硬化症)はあのホーキング博士が罹患した疾患であり、長年のレスピレーター装着を必要とするが、日本においてはその装着率は30%と低率であり、それはこの30年くらい変化していないのだ。それは、「人工呼吸器を付けて生きてゆく」という選択が事実上閉ざされているという状況に置かれている患者が多いことを意味し、またこのような患者はTLS(閉じ込め症候群)といって眼球運動以外で自己の意志を伝える手段を奪われるために、「生きていてもしょうがない」と周りも思うし、患者もそう思い込まされているということも意味している。しかし、その現状への憤りからか、著者は医療従事者に対しては強い不信感を持っているように感じられる。これは本来弱者側にとっても望ましくないことであると思われる。
 特殊な文体のために読み難く感じられるかもしれないが、それでも著者の立場が徹底している分、強い説得力を持つように感じられるのも事実だ。このような問題に関心のある向きにはお勧めできる。


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ALS 不動の身体と息する機械ALS 不動の身体と息する機械
立岩 真也
医学書院 刊
発売日 2004-11




病をしるとは 2007-01-17
ALSの患者が人工呼吸器をつけることを選択するとはどういうことかということについて膨大な言説をまとめあげたもの。ALSの診断が下されたり、人工呼吸器をつけるか選択を迫れた際の、ALSの患者が受けた医師からの言葉や、患者の不安や苦痛が直の言葉で記録されている。そして患者のより望ましい自己決定の状況を求めて、患者自身が集まって行動を起こしたことが記されている。立岩は多くの直の言葉を土台にして「問い」を発するが、その答えを無理に導きだしたり押し付けたりせず、ただ問い続ける。ALSにおける人工呼吸器装着というものごとは極めて限られたものであるにも関わらず、問いをより深化させることでさまざまな問題に通底するものとなっている。診断することはできてもまだ有効な手立てのないALSという疾患、有効な手立てがないゆえに医療は患者の行く末を予想するにとどまっている、そういう状況に対面する患者、人工呼吸器という医療技術の介入、それらの狭間にて生きるALSの人々の直の声。科学的な病態生理に最も主点をおきやすい医師に対して「病をもつ人全体を診なければいけない」とよく言われるも、病をもつ人を知るための材料はあまりないのが現状であると思うが、この書物は「病をもつ人を知る」ということにとどまらず、病とか生とかが一体どういうものかという問いにまで及んでいる。分厚い書物なるも、直の声をそのまま書き写したものが多く、どれも存在感がある。


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