産業廃棄物の仕事
開業当初は、行政書士と家庭教師の2つの仕事をしていました。しかし、わたしが歳を取ってきて、家庭教師の生徒さんとの年齢差が出てきたこともあり、家庭教師の仕事は縮小することにしました。そして行政書士の仕事のウェイトを増やしてきたのです。
家庭教師の仕事は夕方から晩や土曜日曜など、行政書士は平日昼間という具合で、時間が重ならなかったのも良かったのかもしれません。
そんな開業の年に、家庭教師の仕事で生徒さんの家に向かう途中、電車の中に、地元の廃棄物業者の広告が載せられていました。
それで、この廃棄物関連の仕事も許認可だから、この業者さんにDM送ったら依頼があるかもしれないと思い、思い切ってその業者にだけ、産業廃棄物申請代行のDMを送りました。この1社だけです。
そうしてしばらくたったら、その業者から電話があったのです。その日は土曜日、外出直前でした。
その業者が言うには、「以前から依頼していた行政書士が急死したので、あなたに任せたい」という内容でした。
早速月曜日に電車でその業者の本社に向かいました。
その業者の依頼内容は、まず幾つかの県や市の産業廃棄物収集運搬業の許可の更新と業務範囲の変更、そして諸分業、中間処理(焼却、破砕)の許可に関するものでした。
この処分業の許可申請は特に難しい部類に入ります。付近住民などの同意書も必要ですし、保健所に対する事前協議からスタートさせないといけません。
これも管轄保健所に何回も聞いて、試行錯誤の上、事前協議を行い、同意書も取得できたし、機械の仕様書や処理能力などの設計書類も整い、ようやく本申請までこぎつけました。
かなりハードな申請であり、申請にほぼ1年という時間がかかり、大変でした。
それでも、無事に許可も下りました。報酬を頂いたことがうれしかったです。
それに、この業者さん、他に数件の同業者を紹介してくださり、それぞれの業者の収集運搬業を中心に仕事をさせていただきました。1社は有限会社設立も行いました。
そんなわけで、開業2年目の1993年には、建設業と廃棄物処理業の申請で、だんだん忙しくなってきたのです。それで、「これは事務員を雇わないといけないな」と思ったのです。
開業1年後の1993年の5月に、地元の無料求人雑誌に求人広告を掲載しました。広告料がえらい高いのにはびっくりしました。でも求人広告を出したら、パート1人で週に2,3日勤務の枠に対して20人ほどの応募がありました。中にはわたしよりずっと高学歴な方の応募がありました。えらい恐れおおいことです。
その中から1人を選ぶのは、初めての経験でもあり、大変な仕事でした。それでも幾つかの基準をもとに、1人を選びました。
その方は行政書士を目指して勉強している、子供さんのいる主婦で、事務員として、いろいろ仕事してもらったのですが、子供さんの調子が悪くなったとのことで、半年で辞められました。しかし優秀な後任もすぐに決まり、当面はわたしとそのパート社員1人の2人体制で仕事をすることとなりました。
さて、産業廃棄物関係の申請書類、特に事前協議に関しては、大量の書類となります。コンビニのコピー代もバカになりません。しかも面倒ときています。それで、事務所にコピー機を導入することとし、取引していた事務用品会社から、リース契約で導入することとしました。これが後のリース料地獄への第一歩となります。
また、産業廃棄物の関係の書式について、当初は手書きでしたが、件数が増えてきたので、事務員さんとわたしとで手分けして、パソコンで入力できるように、当時のワープロソフト一太郎で様式を作りました。
何はともあれ、産業廃棄物関連の業務については、以前はその地方都市ではわたし1人が手がけていただけですが、今は何人もの行政書士がこれ専門に手がけ、競争も激しくなっているようです。
まずは申請に関する知識を身につけることで、それと行政書士の姿勢と人格も重要と思います。先生の性格が良くて、質の高い仕事をしているならば、好印象となり、仕事の紹介もしていただけます。自分から「紹介してください」なんていわなくても、自然と紹介へ、そして業務の拡大へとつながります。
下の参考図書を見ながら、また管轄保健所などでも聞きながら、申請を進めるとよいかと思います。
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全国産廃処分業(中間処理・最終処分)企業名覧・名鑑〈2005〉
日報出版 刊
発売日 2005-02-01
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図解入門ビジネス 最新産廃処理の基本と仕組みがよーくわかる本
(How‐nual Business Guide Book)
尾上 雅典
秀和システム 刊
発売日 2007-12
最初の1冊。あるいは確認書としても。 2007-12-26
アインシュタインは仕事には3つのルールがあると言っていました。
Out of clutter find simplicity
乱雑さから単純なものを
From discord find harmony
不和から調和を
In the middle of difficulty lies opportunity
困難の中には機会が
失礼な言い方かもしれませんが、産廃業界はほとんどの人にとって非常に縁遠い、複雑怪奇な世界です。そんな業界だからこそビジネスにしてみようという会社もたくさんあります。もちろん経営者の方々は、様々なことを専門業者へ委ねるでしょう。ですが、ビジネスを営むものの責任として、知らなくてはならない知識というのはどんな業界にもあるはずです。
この本は、非常に複雑な産廃処理の仕組みのなかから、必要最低限の単純な要素を抽出することに成功していると思います。その意味で、他の産廃業界書とはひと味違います。この本を読んで、アインシュタインの格言を思い出したくらい解りやすく解説してありました。
産廃業界でビジネスを始めようと思っている人はもちろん、既に業界にいる人たちにも是非一読していただきたい一冊です。
願わくば、今後の法律改正にきっちり対応して出し続けていただきたい。
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図解 産業廃棄物処理がわかる本
株式会社ジェネス
日本実業出版社 刊
発売日 2006-03-24
産業廃棄物について1からわかる本 2007-04-01
題名の通りの本です。
以前から廃棄物について興味があったので、読んでみました。
全く無知でしたが、1からわかりやすく説明されています。
読む前のイメージとは裏腹に
1ページ1ページ、イラストがかならず書かれていて
すんなりと読めて、かなり読みやすかったです。
廃棄物を減らすには社会的にどのような事をしたら良いのか意見を聞きたかったのですが、
あまり深く書かれていなくてすこし残念でした。
しかし、題名どおり産業廃棄物についてよくわかる本です!
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産廃処理の実務がわかる本
(株)ユニバース
日本実業出版社 刊
発売日 2008-04-10
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廃棄物処理法Q&A
英保 次郎
東京法令出版 刊
発売日 2008-04
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廃棄物処理法令(三段対照)・通知集〈平成21年版〉
オフィスTM 刊
発売日 2009-04
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三段対照 廃棄物処理法法令集〈平成21年版〉
廃棄物法制研究会
ぎょうせい 刊
発売日 2009-03
廃棄物処理法令集 2009-05-04
毎年購入してますが、改定の激しいこの分野の法律で、三段対照(法/施行令/施行規則)となっていて、大変便利に使用してます。
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ごみハンドブック
寄本 勝美
丸善 刊
発売日 2008-11-26
一問一答形式で解説 2009-02-14
廃棄物に関する初歩的な質問に対しいかに答えるか.本書は,そのような質問への一問一答形式で書かれている.特に家庭ゴミなどの一般廃棄物についての記載は,自治体の制度から処理の技術的な内容まで幅広くカバーされており,有用である.
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: 改正廃棄物処理法ハンドブック
厚生省生活衛生局水道環境部
第一法規出版 刊
発売日 1992-11
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三段対照 廃棄物処理法法令集〈平成13年版〉
廃棄物法制研究会
ぎょうせい 刊
発売日 2001-08
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産業廃棄物処理ハンドブック〈平成8年版〉
ぎょうせい 刊
発売日 1996-05
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Q&A産業廃棄物処理制度の手引き―あなたは「廃棄物処理法」を知っていますか?
(廃棄物処理実務シリーズ―法律編)
日報 刊
発売日 2002-02
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実用わかりやすい新廃棄物処理法
木村 博昌 /日報編集部
日報 刊
発売日 1993
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罰則からみる廃棄物処理法
木村博昌
日報出版 刊
発売日 2007-01-31
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ますます厳しくなった廃棄物処理法の罰則―やってはいけないこと
木村 博昌
日報出版 刊
発売日 2005-10
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写真でみる日本の不法投棄等―廃棄物の不適正処理をなくすために
週刊循環経済新聞編集部
日報出版 刊
発売日 2005-05-16
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