業務受注獲得のPR





 とりあえず開業はしたものの、有限会社設立を1件行ってから、しばらく仕事はありませんでした。
 行政書士として登録して開業すれば、黙ってても仕事が入ってくると思っていたわたしがあほなことはすぐに分かりました。
 まあ、食べていく分については、家庭教師の仕事もあるし、別に困ることもなかったです。
 しかし、せっかく登録したのだから、業務獲得はしないといけない。そうも思ったのです。
 タウンページの行政書士のところを見ると、ちゃんと行政書士はそこに掲載していて、広告を出している先生もいます。
しかし、NTTに聞いたら、広告には費用がかかるとのことで、そのときは電話帳広告は見合わせ、無料でできる名前の掲載にとどめました。ただ2,3年後に電話帳広告を始めることになります。
 あと、ビジネス書なども読みながら考えたのですが、やはり業者相手の許認可が主な仕事になるので、業者にアクセスしないと始まらない。そのためにはダイレクトメールは有効なのではないか。そう思って、早速DMを手作りして出してみようと思ったのです。
 郵便局で聞いてみると、同一郵便局で100通以上出すと、郵便料金が少し割引になるというので、さっそくタウンページからK市内の建設業者100社を抜き出し、つたないけれど手書きのDMを作成しました。コピーは近くのコンビニで行いました。市販の茶封筒にそれぞれ宛名を書いて、DMを封に入れ、郵便局から発送しました。
 コピー代も入れて8000円ほどかかって、これは高いななどと思ったものです。それでも、まず打って出ないと依頼は来ない。そう思ったのです。
 話しはずれますが、両親はわたしが中学3年のとき離婚。同居する母親からは、もっと金を稼ぐよう圧力がありました。母はいつも不平不満を述べていました。それを抑えるには、自分が一生懸命頑張って、業務を獲得してバリバリ仕事をして報酬を得て、母親にたくさんお金を渡さないといけない。そういう強迫観念がありました。家庭教師の報酬だけでは不十分だ。そう思わされたのです。
 高校進学も大学進学も親に大変反対されて邪魔されてきましたが、それもわたしが中卒で働いて、とにかく手っ取り早く金を稼いで母親に渡すことを母が願ったと言うこと、その親の御意志に反して学費を自分で稼ぎ(奨学金もあったけど)進学して資格を取ったのですが、母の言いなりでは貧困の再生産となると直感して、あえて親に逆らって刻苦勉励の道をとったということです。資格が取れた以上じゃんじゃんゼニ儲けせーや、ということです。またそこまで思いつめていたのも、今思うと親からの愛情に大いに飢えていて、少しでも是認されたい、受け入れてもらいたいという願いもあったのです。
 親からはひどい虐待を長年受け続けてきたのです。今なら児童相談所が介入するけれど、当時はそんなもんありませんでした。そのため、自信も自尊心もなく、ひどい強迫神経症で、おまけにアトピーで喘息で、さらにいくつもの神経難病までついてきました。親に愛されたい、是認されたいと必死で努力して、明らかに無理しすぎたのが原因とおもわれます。まさに無駄な努力です。
 話は脱線しましたが、このDM作戦、早速1社から、建設業の許可を取得したいという依頼があり、すぐに仕事にかかることにしました。100件のうちまず1件、そして紹介により2件、3件とつながっていくので、1992年当時はまだ依頼獲得はやりやすかったのかもしれません。なんせ行政書士という資格自体も、地方都市ではそんなに知られていなかったのです。依頼者側も、こんな便利なサービスがあるんやったら使ってみたいと思ったのかもしれません。
 その後も業務獲得に努めました。DMもパソコンでちゃんとしたつくりにして、業種を変えたり地域を変えたりして何回もためしてみて、こうやって依頼を増やしていきました。
 建設業関係は内装とか塗装とかそんな小さな業者も含め、タウンページの情報からDMの発送を続けました。
 産業廃棄物関係は、ためしに1社出したら、それが当たって、そこから2件、3件と紹介されるようになりました。これは各府県市ごとに処理業者の名簿があるので、それを頼りにかなり広い範囲にDM出し続けました。やがてこの産業廃棄物関連の業務がわたしの事務所のメイン業務となっていきます。
 電話帳広告は出稿を続けたものの、そんなに効果はありませんでした。
 地域のミニコミ誌は多少費用はかかったものの、個人からの依頼や相談はそれなりにありました。
 あるときなどは、パチンコ屋の広告の横、サラ金の広告の下に、わたしの事務所の広告が載せられたことがあり、このときは社員と一緒に笑いました。まさにパチンコですって、サラ金で借りて、うちで債務整理の相談をするんか、うまいことできてるやんか、そういっていました。実際その時は、大きな業務につながらなかったとはいえ、債務に関する相談だけは増えました。
 また開業1年後の1993年にはパソコンを導入。57万円を社会福祉協議会から生活福祉資金として融資してもらって購入しました。そして早速計算ソフトやNiftyのフォーラムなどを使用し始めました。
 1996年にはいち早くISDNを導入、ホームページを試験的に作成しました。
 これらの情報投資は、すぐに業務獲得につながらなかったものの、貴重な情報源となりましたし、PCスキルを上げるよい機会となりました。今はホームページやブログで集客するというのがメインの方法といえるので、それを先取りしたということになるかと思います。
 とにかく共通点は、DMにしろHPにしろ、広告宣伝には費用をかけるということです。もちろん費用対効果を考えないといけませんが、費用がかさむことを恐れないということになります。
 勇気を持って踏み出してみませんか。
 もちろん一旦受注した仕事は、誠実に早く、そしてできたら安く行うのがコツです。期限に間に合わないとかそれはNGで絶対無いように。そういう誠実な仕事ぶりで依頼者がその仕事に満足していただけたら、「この先生はええよ」ということで、他の依頼者も紹介してもらえる確率が高くなります。仕事はまじめにこつこつと。それが仕事が仕事を生むコツといえます。
 次からは具体的な業務の話をしてみたいと思います。

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: 行政書士のための最新・許認可手続ガイドブック―その理論・実務と記載例行政書士のための最新・許認可手続ガイドブック―その理論・実務と記載例
後藤 紘和 /営業許認可手続研究会
大成出版社 刊
発売日 2005-05




行政書士にはこれ一冊で申請できる。 2008-08-07
風営許可申請、建設業許可及び産廃許認可申請手続については、これ一冊で行政書士業務遂行
できる。
 ほかに、適当な類書のない中この書籍は実践的な内容、書式がもれなく掲載されている。
行政庁、官公署許認可申請手続は、裁判所提出書類のように定型化されたものは少なくて、
申請受付窓口担当官と本書の書式などをひな形として窓口申請折衝をすべきものと思われる。
 本書に掲載されている許認可は申請は、高度な専門的知識を要するものである。
 風営7号ぱちんこ営業許可などは、報酬としても相当に高額なものを請求できるのであるからこの書籍の価格は専門書としては極めて低廉な価格のものだ。
 他のレビューに掲載していることは非専門家の意見と推測されるが、現在開業中の行政書士には必携の書物である。これ一冊で上記業務は遂行可能である。



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超・営業法超・営業法
金森 重樹
PHP研究所 刊
発売日 2004-02-07


「この本は今まで先輩行政書士から聞いていた話しや概念を根底から覆すパラダイム本になる」という著者の宣言どおり、本書には従来の行政書士像や仕事観を一変させるだけのインパクトがある。
そのひとつは、「行政書士は開業から3年は食えない」といった言説や、それを甘んじて受け入れている新人行政書士のメンタリティーを激しく揺さぶるところだ。著者は、3年経っても食えない人はいつまでたっても食えない、という厳しい現実を突きつけるほか、行政書士の資格取得者がもつ、弁護士や司法書士あるいは学歴や資格に対するコンプレックスも槍玉にあげる。何士であろうが関係ない、実行あるのみ、と著者は強調するのだ。むしろ、そうした業界の空気を逆手にとってチャンスをうかがうような著者のしたたかさには恐れ入る。
もうひとつは、殿様商売の一面がある士業の世界にマーケティングの新風を吹き込んだところだ。本書では行政書士の仕事が、WIN-WIN、SWOT分析、CPO、セールスプロモーション、LTV(生涯価値)といったマーケティング用語で読み解かれる。「相続マーケット」に着目して新たなニーズを見出し、ターゲット層や価格競争力で他士業と差別化した、という著者の成功事例も印象深い。
その上で披露される「お金を捨てる勇気をもつ」「自分の仕事先を確保する前に、まず外注先を確保する」「FAXDM(FAXでのダイレクトメール)」「業務のモジュール化(部品化)」といった数々の集客法やアドバイスは必見である。独立・開業者やビジネスパーソンの意識改革の書としても、すぐれたマーケティングの1事例としても読める、アイデア満載の1冊だ。(棚上 勉)

あえてマイナス点を挙げるなら・・・ 2009-06-21
起業を「うまくやる」ためのマインドについて的確に述べられており、
他の方々のレビューどおり、傾聴すべき内容。

敢えて(あくまでも敢えて)、マイナス点を挙げるならば、
著者のコンプレックスが見え隠れする点か。

おそらく、東大法学部卒で、かつ、行政書士で生計を立てている
という人間は皆無に近いはずで、その点には著者自身に葛藤があるのだろう。

例えば、(東大法卒には多いはずの)司法試験の受験生について、
「社会経験がない」として見下すような記述が散見されるが、
あのような過度な一般化は明晰かつ聡明な著者らしくなく、
何より、読んでいてあまり気持ちのいいものではない。

ただ、繰り返しになるが、そのような感情面を除けば、
起業を成功させるための(主に)精神論について、うまくまとめられている。

※その意味では、必ずしも「営業法」に的を絞った本でないということは、
購入前に留意されてよいと思います。著者の手法の模倣に意味がないことは、
著者自身が指摘されいます。おそらく、著者の専門分野がマーケティングということで、
このタイトルなのだと思います。



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行政書士のための許認可申請ハンドブック―建設業・経営審査・指名参加・宅建業・風俗営業・行政書士の職務と責任・行政手続法行政書士のための許認可申請ハンドブック―建設業・経営審査・指名参加・宅建業・風俗営業・行政書士の職務と責任・行政手続法
行政手続研究会
大成出版社 刊
発売日 1999-05





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朝日 心月
ダイヤモンド社 刊
発売日 2006-02-02




いつも手元においておきたい 2008-11-08
お礼状が大切だ、という本はたくさんあっても、

どう書いたらいいのか、
どう書くと効果的なのか、
そのためには、どんな準備が普段から必要か

はもちろん、

あらゆるTPOに即して、
書き方の説明がある本は今までなかったと思います。

名刺交換のお礼、
お花をいただいたときのお礼、
お歳暮のお礼

など、それぞれ書き分けられるか、
といったら、できないのがほとんど。

この本は、そのあたりも、しっかり書かれています。


この一冊、いつも手の届くところにおいて、
何かにつけて、サっと使いたくなる、そんな実用書であり、
ビジネスや人間関係にいたるまで、
改めて一枚のお礼状でどう変わるか、を感じ取ることのできる本です。



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発売日 2005-02-01




悩みが少し解決! 2007-07-10
ちょうど新規事業で営業に行き詰っていたところ、手紙DMのすばらしさが
わかり、一日で読破し、もう10回以上読み返しているところです。

また、実践マーケッターの神田先生の講義を聞いたことがあり、この本でも
登場したので、これも何かの縁だと思いました。

実は私は6月で会社を退職し、独立して美容商品の代理店販売をやっております。
特に販売店を新規獲得するために営業をこの7月より始めました。
「無茶な独立だ」と言われていますが、何とか1人で実績を残して、見返して
やろうと思い、がんばっています。

この本を参考にして、今週月曜日に初めて手紙DMを600通くらい出して様子を
見ているところですが、反応はいまいちです。やっぱりあせって作ってしまった結果、マーケットは絞れていないし、見込み客も絞らず、ただただ送ってしまった感じです。

もう一度読み直して、やり直し、顧客獲得をがんばります。


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発売日 1999-12





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